総ビリルビンとはどんな物質なのか

総ビリルビンとは、血液検査の検査項目でよく使われ、肝機能などの目安になります。
総ビリルビン値は、肝機能、胆管障害があると上昇します。

 

総ビリルビンには「間接型ビリルビン」と「直接型ビリルビン」の2種類があります。
「間接型ビリルビン」は、赤血球が壊れる時にヘモグロビンが分解されてできます。
「間接型ビリルビン」が、血管を介して肝臓へ移動、酵素が働いて「直接型ビリルビン」に変化します。
「直接型ビリルビン」は肝臓で胆汁の成分となり、肝臓から胆嚢、十二指腸、小腸を経由、ほとんどは腎臓や大腸から、尿や便として体外に排出されます。

 

総ビリルビン値の異常で考えらえる病気は、次のような病気があげられます。

 

高ビリルビン血症、溶血性貧血、肺梗塞、敗血症、甲状腺機能低下症、急性膵炎、慢性膵炎、
膵臓がん、胆嚢結石、胆管炎、体質性黄疸、閉塞性黄疸、急性肝炎、慢性肝炎、うっ血肝障害
脂肪肝、肝硬変、肝臓がん、バセドウ病、敗血症

 

「間接型ビリルビン」の値が上昇している場合、赤血球が平常より壊れている状態です。
溶血性貧血、肺梗塞、敗血症、甲状腺機能低下症など、赤血球が壊れる疾患が考えられます。
「直接型ビリルビン」の値が上昇している場合、胆汁が運ばれる過程の異常や、使われず血液中に流出した場合が考えられます。
肝機能の低下や、胆管系に異常がある場合があります。

 

総ビリルビンには基準値があり、総ビリルビンは0.2〜1.2mg/dlです。直接ビリルビンは0.4mg/dl以下、間接ビリルビンは0.8mg/dl以下となっています。総ビリルビンと直接ビリルビンの値を実際に測定、その差分が間接ビリルビンの値です。
総ビリルビン値が基準値をこえていると、肝臓や胆嚢、胆道などの胆管系に障害があると考えられます。
総ビリルビン値が20mg/dlをこえていると、すでに何かしら病気を発症している想定します。

 

数値に異常が見られた場合には、GOT(AST)・GPT(AST)、γ-GTP、ALP、LAPなどの検査項目も確認します。血液検査の他にも、腹部超音波検査、腹腔鏡検査、肝生検などが行われ、総合的に病気の診断をします。

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